関東梅苑会

平成23年度 第10回定期総会&ふるさと福島を応援する会
―ふるさと福島を愛する200名もの参加者で盛り上がる―

日時:平成23年5月20日(金)18時半~

会場:東京グリーンパレス

運営学年:高16回、26回、36回、46回

〈オープニング〉

日本大震災から2ヶ月以上が経ちながらも、ふるさとの復興が未だ見えない状況です。そうした中、今年度の定期総会は、恒例の合同同期会(懇親会)を行わず、例年とは全く違う取り組みとなりました。 定期総会の議事後に行われた「ふるさと福島を応援する会」は、同窓生一人一人に地元の状況を正しく理解していただくことで、農作物や観光産業が被っている風評被害を払拭し、福島の復興活動を少しでも応援できればとの思いで企画されました。

役員の中からも「今年の総会は中止」との声が出ていた中で、今回の企画が動き出したのは4月初め。ホームページでの発表や同窓生へのダイレクトメールの発送も遅く、参加者が50人程度のささやかな会と考えておりました。 しかし、予想に反してわずか2~3週間もの間に大変多くの方の参加申し込みをいただき、地元を愛する同窓生の多さに驚きと感動さえ感じました。

「ふるさと福島を応援する会」は、限られた時間の中で盛り沢山な内容でしたが、いろいろな方の話を伺うことができたと思います。 懇親会での同窓生との交流を期待された方には物足りないものだったと思いますが、今年の特別な事情をご理解いただければと思います。 また、ふるさとの復興支援はこの会だけで終わるものではなく、長期的に取り組んでいきたいと思います。 お忙しい中、参加していただきました同窓生には深く感謝致します。また、来年もどうぞよろしくお願い致します。

小松会長(14回)の挨拶

川崎眞二・同窓会本部副会長(11回)の祝辞

※総会パンフをPDFでご覧いただけます。

★議案書の承認

前年度までの活動報告と決算報告、ならびに今年度(2011年4月1日~2013年3月31日)の活動予定と予算案が提案され、いずれも出席者から満場一致で承認されました。













★役員選出

引き続き、新年度の役員体制案が提案され、これも満場一致で承認されました。 体制は次の通りです。
会長 小松恭三(14回)
副会長 佐藤守(16回)、二階堂晋一(16回)、戸松哲男(19回)
監事 佐藤勝美(14回)、佐々木政彦(19回)

【第2部/ふるさと福島を応援する会】

★合唱部OB(コールマルシュナー)の歌声。

引き続き、全員で校歌斉唱

★母校、末永仁教頭先生のお話

今春の進学状況なども含めた母校の様子のお話をしていただきました。「女生徒はしっかりしていますよ」との話に会場は盛り上がりますが、 笑って聞いている出席者の多くは、共学7年目となる母校の様子をまるで他校の話のように感じていたのではないでしょうか。


★母校、佐藤富浩先生(同窓会事務局次長、36回)のお話

震災当時の生徒たちの様子や校舎の被害状況などのお話をしていただきました。スライド写真を使いながら、当日、避難する生徒たちの様子や散乱した教室、破損が痛々しい校舎内の状況、そして、避難所として使われていた体育館の様子などの話に、会場は熱心に聞き入っていました。



★みやぎ梅苑会、佐藤副会長(15回)のお話

地震・津波による宮城・岩手の沿岸部の被害の様子をお話をしていただきました。 震災後、佐藤さんご自身で沿岸地区に行かれ、その様子を撮影した写真や地元新聞記事を元にスライドを作成して、その生々しい様子をご説明いただきました。



★支援金目録の贈呈

小松会長より、「支援金は全て本部同窓会にお渡しし、損壊した母校の復旧などに役立てていただきたい」との挨拶に続き、川崎同窓会本部副会長に150万円の目録が手渡されました。支援金は総会後も引き続き増えており、 5/23現在で合計164万8,000円です。


★国会議員スピーチ

多忙な国会議員も駆けつけ、国の復興活動の話を伺いしました。
左 : 佐藤正久さん(31回)、参議院議員 右 : 石原洋三郎さん(43回)、衆議院議員

★農業や観光の応援、産直の宣伝

風評により大きな被害を被られている農業や観光をバックアップするため、福島市役所農業振興課・根本裕史さん、ピーチクルーの斎藤仁美さん(60回)、加藤洋美さんがされました。
また、JA全農福島の加藤広幸さんがはるばるこの会に参加され、産直品の宣伝をされました。そのお陰もあり、持参された数セットの果物は完売でした。

★同窓生の復興支援活動

仕事やボランティアを通じて、ふるさと復興のために懸命に活動されている同窓生から、活動報告を中心にスピーチしていただきました。
左 : 川崎市長の阿部孝夫さん(14回)
右 : 大橋靖雄さん(24回)、東京大学教授、被災地での医療プロジェクトのお話

★応援歌&エール

それぞれのテーブルで話が弾んでいる中でしたが、中締めの時間も迫り、毎年恒例となっている第90代応援団長 佐久間さん(42回)の仕切りで、会場全員による応援歌の合唱です。20年以上前の元応援団、井上達也さん(40回)、石原洋三郎さん(43回)も壇上に上がり盛り上げていただきました。
ありがとうございました。

★実行委員長挨拶

実行委員長を務められた平賀さん(16回)の中締めの挨拶です。実質的な実行委員会の討議が大震災後からでしたので、定期総会ならびに第2部(懇親会)をどのように運営するかについては、いろいろな意見が飛び交い、舵取りは大変だったと思います。お疲れ様でした。

★司会 戸松さん(19回)、玉根さん(61回)

これまでの定期総会とは全く異なる内容で、台本通りの時間で進められず、大変だったと思います。お疲れ様でした!